カリー寺・住職中平です。カリー寺、おかげさまで無事に開催をすることができました。台風の直撃が心配されましたが、明け方に過ぎ去り、予定通りの開催ができました。打ち合わせや準備を重ねて当日を迎えていましたので、開催できたことは大変うれしいことでした。
当日は、約600名の方にお越しいただきました。
カレーは盛況で、14時頃には完売しました。売り切れで食べていただけなかった方には、もうしわけありません。また、行き届かないところもあったかとおもいます。しかし、みなさんのご配慮や助け合いをいただき、大きな事故などなく無事に楽しい一日をすごさせていただけました。ありがとうございました。
例年に引き続き、境内ではカレーを楽しみながら、本堂でのトーク、パフォーマンスで異文化・文化に触れる機会を持ちました。また、今年は、第二会場を設けたことに加えて、地域の商店・施設との協働してイベントを実施しました。カリー寺をきっかけに、地域に足を運んで、魅力に触れていただけるきっかけになったのではないかとも思います。
カリー寺は特別な雰囲気を西正寺にもたらしてくれます。
さまざまな人の手を借りイベントが成り立つことはもちろん、門をくぐってくださった方同士が不思議な連帯感や、思いやりをもってイベントに関わって下さっている感じがします。カリー寺は、「友だちの家のカレーパーティに来たような雰囲気で楽しんでください。」と言っています。
友人の家のパーティなので、参加者も純粋な「お客さん」ではなく、一緒にその場を作る役割を担う一人としての関わりがそこにあるように思います。スタッフは開催までの準備をし、さまざまな責任を負ってそこにいますが、同時に一参加者として、楽しむこと、楽しみを見いだすこともこの「パーティ」の魅力になっていると感じています。
そういったそれぞれが責任をもちながら、その立場が固定のものではなくあいまいに解け合って、支え合い、つながりあい、一緒に物事や、場や、空気や、関係性さえも作られるような時間が、あの一日にはおこっていたように思います。
ひとまず、無事に開催させていただけたことに感謝しています。ご参加いただいたみなさん、関わって下さったみなさん、ありがとうございました。このつながりがまた次のなにかにつながっていくような予感もしています。これからの展開、関わりにもまた関心をむけていただけたら幸いです。
※カリー寺での出来事や、感想など、もしよかったら主催者宛にお寄せいただけたらうれしいです。
(文・中平 了悟)